胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、胃がん、食道がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープ、逆流性食道炎などを診断できます。
胃がんは、早期であれば内視鏡で治療をすることができますが、症状が出てから
胃カメラで検査をするのではすでに遅い場合があります。
胃がんの原因の一つはピロリ菌です。
虫歯や蓄膿症がないのに「口臭が強いな」と思ったときは、ピロリ菌の可能性が
あります。ピロリ菌は胃カメラや血液検査、便検査、呼気テストなどで診断することが可能です。
ピロリ菌が見つかった場合は1週間、抗生物質を内服して除菌します。
胃がんの患者数は男性が女性のほぼ倍で、特に40歳代から増加します。
早期発見のためには健康なうちから定期的に胃カメラの検査を受けることが大事です。
食道がんの代表的な症状は嚥下困難です。胸部の軽い痛みとともに、食べ物がつかえたりうまく飲み込めない症状がある
場合は、食道がんの疑いがあります。
ただし、慢性胃炎や逆流性食道炎、そして心理的なストレスによっても嚥下困難になる場合があるので食道と胃の内視鏡検査が必要となります。
食道がんは癌の中でも進行速度が速いと言われているので、
早めの検査が大切です。